相談事例

馬込の方より相続税申告に関するご相談

2024年01月09日

Q:自宅を相続した場合、相続税申告の際に適用できる特例があると聞きました。税理士の先生、詳しく教えてください。(馬込)

私は馬込に住む50代女性です。先日、馬込の実家で同居していた父が亡くなり、相続が発生しました。財産の整理も終わり、誰がどの財産を相続するかの目途も立っているのですが、父の財産状況から、相続税申告は必要になるだろうと思っています。私は思い出がたくさんつまった馬込の実家を守りたいと思い、馬込の実家を相続することになったのですが、正直なところ相続税を払うだけの現金を用意できるだろうかと不安です。

親しい友人に相続税申告を経験した人がいるので相談したところ、「自宅を相続した場合は特例が適用できるはずだ」と話していました。特例を適用して相続税申告の負担を抑えられたら非常にありがたいので、この特例について詳しく教えていただけないでしょうか。(馬込)

A:相続税申告の際、被相続人と同居していた親族は「小規模宅地等の特例」を適用し適用要件内で宅地の評価額を減らせる可能性があります。

相続税には「小規模宅地等の特例」という制度が設けられており、適用できればご相談者様の相続税の負担額を軽減することができます。

小規模宅地等の特例(特定居住用宅地等)とは、定められた要件に該当する親族が、被相続人の居住していた宅地を相続(または遺贈)によって取得した場合に、その土地の評価額を330㎡までの範囲で80%減額できるものです。相続した自宅宅地の評価額が下がれば、その分相続税の納付額も下がることになります。

しかしながら、減額率が高いことから適用要件も厳しくなっています。また今回はご相談内容から、居住用の宅地についてご説明しますが、事業に使用していた宅地にも適用できる場合があります。宅地の用途や取得した人によって減額率や適用要件が異なりますので、ご自身が対象になるかどうかは相続税申告に詳しい税理士に確認することをおすすめいたします。

小規模宅地等の特例(特定居住用宅地等)の注意事項

  • 減額対象となるのは宅地面積330㎡まで。これを超えた部分は減額されない。
  • 対象の宅地を誰が取得したかによって適用要件が異なる。たとえば配偶者が取得した場合は特例が適用されるが、その他の親族の場合は別途要件を満たす必要がある。
  • 小規模宅地等の特例の適用によって相続税の納付額がなくなった(0円になった)場合でも、相続税申告は必要。

雪谷・池上相続税申告相談室では、馬込はもちろん池上線沿線や田園調布、大岡山などさまざまなエリアの相続税申告を数多くお手伝いしてまいりました。これまで培った知識とノウハウをもとに、相続税申告におけるおらゆるお悩みを解消し、馬込の皆様の相続税申告が滞りなく終えられるよう強力にサポートいたします。
今回ご説明しました小規模宅地等の特例以外にも、相続税申告にはさまざまな特例や控除が設けられております。特例や控除を適正に適用し、馬込の皆様の相続税申告額をできる限り抑えるよう尽力しますので、馬込の皆様はどうぞ安心して雪谷・池上相続税申告相談室の初回無料相談をご利用ください。
馬込の皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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