相談事例

久が原の方より相続税についてのご相談

2022年06月01日

Q:税理士の先生にご質問です。生きている時に行われた贈与についても相続税の対象になるのでしょうか(久が原)

 私は久が原に住む60代の男性です。相続税の仕組みについて質問があり問い合わせいたしました。

昨年末に久が原で同居していた父が亡くなり相続が発生しました。相続税の心配をしていた父は生前対策として、私と私の子供である孫に10年間にわたって不定期に贈与をしており、昨年も夏にそれぞれ100万円ずつ受け取っています。

1回の贈与分は110万を超えていないため、贈与税の申告と納税は行っていません。

父の遺産総額が基礎控除額を超えているので、相続税申告の準備をしていますが、その中で過去の贈与分についても含んで計算しなければいけないことを知りました。

しかしながら詳しくはよく分からなかったので、私と子供が受けた贈与分をどのように扱うべきか教えていただけませんでしょうか。(久が原)

A:相続税の算定には、お父様の相続開始前3年以内に行った贈与分を含めて計算するというルールがあります。

相続税の計算上、「相続開始日からさかのぼり3年間に贈与された分については、相続税の課税価格に含める」というルールがあります。ただし、すべての贈与が対象となるわけではなく、今回の相続によって財産を取得した人に対して行われた贈与分が対象となります。

財産を取得した人とは下記の通りです。

財産を取得した相続人
・受遺者

・生命保険金等、みなし相続財産の取得者

・相続時精算課税制度の適用者

 

今回の相続ではご相談者様は相続人となるので、おそらく財産を相続なさっているかと思われます。その場合、昨年に受け取った100万円含め、過去3年間分の贈与は相続税の課税対象として加算しなければならないため注意しましょう。

お子様については、お父様と養子縁組をしていない限り相続人ではありません。生命保険金を受け取っているなど、上記の「財産を取得した人」に該当しない限り、お子様の贈与分については加算の対象外となります。

 

相続税の計算は複雑なうえ、専門的知識を要するものです。久が原エリアにお住まいの方で相続税申告が必要な方は、雪谷・池上相続税申告相談室へお気軽にご相談ください。久が原エリアの相続税申告に精通した専門家が丁寧にご対応させていただきます。初回相談は完全無料です。久が原の皆さま、まずはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

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