生命保険の手続き

大切なご家族がお亡くなりになった後、ご遺族は悲しむ余裕のないまま葬儀やその後の行政手続きをしなくてはなりません。悲しみに暮れる中、何から手を付けたらいいのか分からないとは思いますが、池上・雪谷にお住まいの皆様におかれましては、まず故人が生命保険に加入していたかどうかを確認してください。

生命保険に加入していた場合には契約内容を確認したのち、生命保険受け取りの請求を行いましょう。生命保険の契約内容次第で条件によっては保険金を受け取れない場合もありますので、契約内容の確認はとても重要です。生命保険を受け取ることが出来れば、相続税の支払いの現金の確保ができ、生活の支えもなるなど相続人にもメリットが多くなります。こちらでは池上・雪谷の皆様と一緒に死亡保険金を受け取るまでの流れを確認していきたいと思います。

1. ご逝去（死亡保険金の受け取り事由の発生）
2. 「保険契約者」または「保険金受取人」が生命保険会社に電話や書面にて連絡する
3. 生命保険会社から必要書類の案内と保険金請求書が送付される
4. 保険金受取人によって請求手続きをおこなう
5. 生命保険会社が書類を閲覧、支払の可否を判断する
6. 死亡保険金の受け取り

保険金請求に必要な書類は以下の通り

• 請求書
• 被保険者の住民票
• 受取人の戸籍抄本
• 受取人の印鑑証明
• 医師の死亡診断書または死体検案書
• 保険証券

※他にも必要な書類がある場合もある

亡くなった方の立場によって手続きが異なります

このように文章だけをみていると、死亡保険金の受け取りは意外とスムーズにできると思われるかもしれませんが、亡くなった方や契約内容によっても手続きは異なります。生命保険は遺産相続にも関わる重要な部分ですので、複雑になることも多くあります。

手続きの方法は、亡くなった方が生命保険の契約者なのか、それとも被保険者（生命保険をかけられていた人）なのかによって異なります。故人が生命保険の被保険者であった場合には、上記にご紹介した流れで受取人が死亡保険金請求の手続きをおこないます。

では、亡くなった方が保険契約者だった場合にはどうなるのでしょうか？

故人が保険契約者であり、かつ受取人でもあった場合には、死亡保険金は相続財産になります。そして相続人が複数いる場合の保険金の受け取りについては遺産分割協議が必要ですので、池上・雪谷の皆様は注意してください。

また、故人が保険契約者のみになっている場合には、「保険契約者としての地位」が相続財産として引き継がれるため、保険契約を継続する場合には、この地位をだれが引き継ぐかについて、遺産分割協議で話し合うことになります。更に、亡くなった方と生命保険との関係がどれに当たるかによってその後に発生する税金にも変動が出ますので注意が必要となります。生命保険に関わる税金について、詳しくは下記のリンクからご確認ください。

相続税の控除について〈生命保険〉

雪谷・池上相続税申告相談室では池上・雪谷にお住まい、または池上・雪谷近郊にお勤めの皆様の相続税申告についてのご相談をお受けしております。初回のご相談は無料でございますので、相続税申告のことなら、ぜひどんなことでもお気軽にご連絡くださいませ。当事務所は池上・雪谷エリアに特化し、池上・雪谷の地域事情に詳しい税理士が様々なお悩みを親身にお伺いしております。池上・雪谷の皆様からのお問い合わせを雪谷・池上相続税申告相談室一同心よりお待ち申し上げております。